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グッバイ・レーニン ★

2008/05/19 11:25

グッバイ・レーニン予告編(海外版)

いつも映画評を書く時は、未見の方々に内容やあらすじが伝わってしまわないように注意しているつもりなのだが、これは予告編などを見れば判ることだと思うのであえて言及させてもらう。記憶喪失の母親の為に、壁崩壊“以前”の東ドイツを演じて見せなければならない切実な必然性…があまりにもぞんざいに描かれている事が残念でならないのだ。

現実的に“不自然”な状況、“意想外”な様相を、演者たちに“踊らせる”為には、そこに不可避な、切実な“辻褄”が僕にとってはどうしても“必要”なのだ…。

プロットとして、僕の目にはその部分が非常に脆弱に映ってしまったこの作品に、残念ながら僕は最後の最後まで感情移入しながら鑑賞する事はできなかった。例えて言えば、ディーラーで試乗させてもらった途端に、興味も関心も失ってしまった車についての、甘いセールストークを聞かされ続けている感覚…というか、オプション見積もりの説明を受けてしまっている感覚…というか、かといってそのセールスマンの熱意を無下に遮る事もできずに、僕は何ゆえこんな場所に止まって居るのだろうか…?という、ただただ退屈な2時間であった。

ただし世間的には非常に評判の高いこの作品。見る方によってはまったく違った感想を持つ方々も居られるだろう…。興味をお持ちの方にはためらわず鑑賞していただき、ポジティブな感想の一つもお聞きできればたいへんありがたいと思う。

映画にしろ、音楽にしろ、文学にしろ、ファッションにしろ、そしてサッカーにしろ…なぜかこう波長の合わない僕とドイツ文化…。もしかしたら、僕にドイツ文化を語る資格などそもそも無いのかも知れない…。


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キリタニ映画ランキング TOP10

2008/05/07 15:58
先日『ボラット』の映画評(★★★)を書いたところ、『鑑賞したがつまらなかった…』と言うお叱りをいただきました^^;
これはひとえに僕自身の趣味・趣向を表明せぬままに映画批評など行ってしまった為に生じた“不幸”なのでは…と思い至り、ここで自らのフェイバリット・フィルムTOP10を明記させていただきたく思います。

ご覧いただければ判ると思いますが、そもそもが非常に偏向した嗜好を有しておりますので、これらの作品がお好みでない方々は、当キリタニの★評価に騙されぬようよくよくご注意ください。またもしトラックバックやコメント欄にて、オススメの映画やそれぞれのベスト…などお付き合いいただければ、ぜひ今後のDVDレンタルの参考にさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします^^

キリタニ映画ランキング TOP10


アンダーグラウント予告(海外編)

1位 アンダーグラウンド     監督エミール・クストリッツァ 
2位 炎628            監督エレム・クリモフ     
3位 デカローグ          監督クシシュトフ・キェシロフスキ
4位 アリゾナ・ドリーム      監督エミール・クストリッツァ 
5位 スモーク           監督ウェイン・ワン       
6位 パルプ・フィクション     監督クエンティン・タランティーノ
7位 CUBE            監督ヴィンチェンゾ・ナタリ  
8位 マイライフ・アズ・ア・ドッグ 監督ラッセ・ハルストレム  
9位 ビッグ・リボウスキ     監督ジョエル・コーエン    
10位 バーディー         監督アラン・パーカー     
次点 バッファロー’66      監督ヴィンセント・ギャロ   


ひとつひとつの映画について語りだせばキリがないので、それぞれの映画に興味のある方はぜひタイトルをクリックして、ヤフー等で他の方のレビューを見たり、ユーチューブにて予告編などをご覧になってみてください。基本的にエンターテイメント的…ハリウッド的…な映画をお好みになる方には、上記のそれらはまるでオススメできない作品群であり、選出かも知れません。
これらの作品が★★★★★で、スターウォーズやアルマゲドン、もののけ姫や男たちの大和が★…と言い切ってしまえばより判りやすいでしょうか…^^;

次回はグッバイ・レーニンの映画評を近日中にアップ予定です。
『ボラッド』でご迷惑をおかけした皆様…本当に申し訳ございませんでした;;

オススメBGM…fromアリゾナドリーム/In The Death Car by Iggy Pop


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【映画批評】 『ボラット』 ★★★

2008/04/16 11:06


『ボラット』 ★★★      
(満点は★5)


米ゴールデングローブの受賞からずっと気になっていた本作。
実際にどこまでがドキュメンタリーでどこからが仕込みなのかは判然としないが、ボラットのボケに対する出演者のそのあまりにも“自然”すぎるリアクションの為に、逆に笑えなかったり、見ているこちらが冷や汗をかいてしまったり…という不思議なドキュメント・コメディであった。
ある種『ジャッカス』(Jackass)にも似た趣があり、それに少しスパイスとしてのインテリジェンス(?)を加えた作品…とでも言えば判りやすいだろうか…。

理性の縛りから開放され、この作品の“センス”と“仕掛け”に馴染むまでに15〜20分程の時間を要したが、終わってみれば嫌味のない爽快なコメディであり、様々な訴訟を恐れずに、よくぞここまで“バカ”に徹した…と、このバカクリエイター達を褒めてあげたい。

ちなみに、個人的にはエンディングの“カザフスタン国歌”が一番ウケた。


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